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卓上オーディオのスピーカーを「JVC SP-EXN1」から「DALI ZENSOR 1」に変更してみました!

デンマークを代表するスピーカーメーカーのDALI社は、岡山県在住のRY○さんが導入されていらっしゃることから、とても気になっていたのです。
そのDALI社のエントリークラスがZENSOR 1で、web上の評判が非常に高いことで有名なスピーカーだったりします。

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ソフトドームツィーター
周りを押さえるボルト1本1本に「DALI」の文字が!!

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ZENSORシリーズの大きな特徴であるウッドファイバーコーンのウーファー部

さてさてレビューの前に説明書の内容を抜粋ではございますが記載しておきます。

「設置位置」
リスニングポイントに座った状態でトゥイーターがほぼ耳の高さにくる位置が理想
(ZENSOR1は)壁を背に壁と平行に並べて設置


「慣らし運転」
最大性能に達するまでの再生は最長100時間

「パワーと音圧」
歪んだ(クリッピング)アンプからの信号は、歪みのない信号よりもはるかに多くの高周波数情報が含まれているため、トゥイーターに重い負担が~(中略)スピーカーは、小さいアンプが無理をしすぎて破損する場合が多く、大きなアンプ(事実上空回りしている)によって破損する場合はまれ
※ZENSOR1の推奨アンプ出力は25W~100W


「リスニングルーム」
スピーカーの側面または背面を壁に近づけて設置すると低音が強調される

本当に親切で大切なことが書いてありました。
以上のことを踏まえて・・・って、NFJ FX-AUDIO- D302J+ Newリビジョンの最大出力は15W(4Ω時)。
つまり、ZENSOR1のインピーダンスは6Ωなので、さらに減って10Wということになる・・・はず?

・・・。

・・・・・・。

推奨アンプ出力に全く足りておりません。・゚・(ノД`)・゚・。

説明書を読む限り、クリッピングでトゥイーターを破損してしまう懸念から推奨アンプ出力を定めているのでは?・・・と思いまして、前回掲載した記事のとおり、クリップするボリューム位置の測定を行いました。
結果、いつも聴く音量ではクリップしないことがわかりましたので一安心ε-(´∀`*)ホッ
※ご参考にされる場合はあくまで自己責任でお願い申し上げます

そして、ZENSOR1は面白いスピーカーで「箱から出した直後の音」と「5~6時間程鳴らした後の音」が全く違うのです。
箱から出した直後の音はボーカルの音域が妙に引っこんでいて、「これ、絶対接続(位相)間違えている・・・さて保証書はどこかな?」とあまりの酷さに不良品と勘違いした程(笑)
しかし不思議なことに5~6時間鳴らし続けたところ、ふと良くなっていることに気付きました。
エージングで音が変わるのは経験から存じてはいたのですが、ここまで変化があるオーディオ機器は初めてです。

ってコトで、ここからさらに50時間程聴きこんでみると「エントリークラスでこの音ならば、もっと上のクラスはどんな音なんだろう」と好奇心を持ってしまう危険なスピーカーなので注意が必要です(笑)

D302J+ Newリビジョンとの組み合わせはバランスがとても良く、卓上オーディオ(サブシステム)として私なりの「完成の域」に達しました・・・と思いたいですが、もし満足できなくなったら「オーディオロマネスク」さんへチューニングに出してみるのも良いかも!?

スピーカー、アンプ共々、入手しやすいお値段ですので、これからオーディオを始めたい方にとーってもオススメです!!